ブロックチェーンの性質上、データ同期の遅れなどにより、ブロックチェーン上に異なる処理結果が並存してしまうことがあります。
この状態を解消するために、一つの正しい処理結果の記録のみを残し、それ以外の処理結果を取り消すことをブロックチェーンの再編成(Reorg)と呼びます。
ブロックチェーンの再編成(Reorg)により、例えば以下のような状況が発生する可能性があります。
①成功した取引が失敗に変更となる、もしくは、失敗した取引が成功に変更となる
②成功した取引において、取引の一部の内容が変更される
①について、通常は、暗号資産の送信処理が成功すると、送信先のウォレットアドレス、送信額、取引完了日時、ガス代などの処理結果が、ブロックチェーン上に記録されます。
しかし、ブロックチェーンの再編成(Reorg)により上記の記録が取り消され、暗号資産の送信処理自体が失敗します。
その場合、ブロックチェーンの状態は取引前の状態に戻り、scramberry WALLETにおける表示も取引前の状態に戻ります。
②については、一度記録された処理結果がブロックチェーンの再編成(Reorg)によって取り消され、別の処理結果が記録される場合に該当します。
これにより、取引が成功の状態でも、取引完了日時が前後したり、ガス代が増減する場合があります。
この場合、scramberry WALLETにおける表示でも同様に、取引完了日時が前後したり、ガス代が増減します。
なお、ブロックチェーンの再編成(Reorg)はブロックチェーンの仕様によるものですので、あらかじめご了承ください。
また、ブロックチェーンの再編成(Reorg)によって変更された取引の詳細は、取引履歴画面からご確認いただけます。
変更後の取引には「再編成」のラベルが表示されます。
上記の取引をタップすることで、その取引の詳細について確認できます。
※以下の赤枠の要素が変更されている場合があります。
※変更前の取引の詳細は確認できませんので、あらかじめご了承ください。
※写真および画面はイメージです。実物と若干異なる場合があります。